職場に「日本代表なんて弱いし、好きじゃない。どうせ3タテに決まってるから、ハナっから見ないよ」という人もいれば、「代表が大好きだ。チケットのためなら10万は安い」という人もいる。どちらの立場も良く分かると同時に、どちらにも属したくない複雑な気持ちでいる。
ジーコジャパンのあり方については、発足当初よりいろいろな点で懐疑的で、それまでに比べて、熱を込めて見ることができなかった。代表よりも地元のクラブの方がよっぽど気になっていたし、それは現在でも変わらない。
それでも今回の大会は結局代表の試合しかまともに見ていない。ブラジル戦は寝たけど。他国の試合に自分が入れ込むことなどできないし、純粋にレベルの高いサッカーを楽しんだりすることができないのだなと改めて感じた次第である。
不甲斐なさにいい加減突き放したいにもかかわらず、どうしても気になる存在、「暗黒時代の阪神タイガース」や「セレッソ大阪」に似ており、そうしたものにどうしても惹かれてしまうのを認めざるを得ない。
代表に入れ込んでいる人には「頭冷やしたら」と、代表に対して冷めて嘲笑するような人には「自分の国の代表くらいちゃんと応援しろ」と直接言えない代わりにここで言ってみる。
日本代表以外に見た試合は次の通り、ポルトガル−メキシコ(前半)、イタリア−チェコ(前半)、イングランド−スウェーデン(後半20分〜30分)。